海外看護師免許保持者のための看護学士
野口紅美
どのコースで勉強し、どのような科目や研修を受けていますか?
専攻: Bachelor of Nursing for Overseas Qualified Nurses(海外看護師免許保持者のための看護学士)
大学は前後期に分かれており、一学期は13週間で構成されています。9週間は講義を受け、4週間は実習に割り当てられます。
講義の内容は日本で学ぶ看護と大きな変わりはないと思いますが、おそらく日本の看護学校ではないと思われる科目は、「文化」に関する科目だと思います。オーストラリアには先住民文化があり、過去には彼らが迫害されていた歴史があります。また、オーストラリアに移民してくる人口が多いため、それぞれの人が違った宗教、文化の背景を持っています。そういった理由から、色んな人と携わる機会の多い看護師の勉強に文化の科目が含まれているのだと思います。
日本でのご経歴を教えてください。(看護師としての経験年数と担当業務)
日本では正看護師として約5年半働きました。始めは救急室に配属され、後に外科系の病棟へ移りました。病棟では脳神経外科、外科、形成外科、眼科、歯科口腔外科、皮膚科の経験を積みました。
なぜオーストラリアに留学することを決めましたか?
始めは語学留学で海外に行こうと考えおり、インターネットで留学会社を探していたところ、いくつか候補が見つかったのですが、最終的には「ワールドアベニュー」というところに決めました。ワールドアベニューでは「アシスタントナース有給インターンシップ」というプログラムがあったので、それに挑戦することに決めました。ただ、だんだん正看護師として海外で働く可能性も考え始め、アシスタントナース有給インターンシップの終了後、大学へ進み、正看護師の資格を取ることにしました。
特に大変だったのはどのような点ですか?
第一言語が英語ではない私が現地の大学に行くことは大変だろうとはわかっていましたが、やっぱり大学が今まで経験した中で一番大変だと感じます。医療英語を使いながら課題をこなさなければいけなかったり、実習でもわからない医療英語が飛び交ったり、勉強がとにかく大変です。でも、そういう経験で自分自身成長していると思うので、辞めたいと思ったことはありません。
最も報われると感じること、面白いこと、楽しいことは何ですか?
オーストラリア人含め、色々な人種の人に出会うので、日本で生活していたら聞く機会もないような話を聞くことができます。宗教や文化によって人の視点が色々違って、「そういう考え方もあるのか」と考えさせられたり、自分の視野も広がったり、面白いです。
あと、オーストラリアは海がすごくきれいで、ビーチもたくさんあって気軽に訪れることができるので、ビーチ好きの私はとても楽しめます。サーフィンが好きな人には特におすすめです。
卒業後は何をする予定ですか?
オーストラリアで正看護師として働けたらいいと思っています。
利用エージェント:ワールドアベニュー