
コースについて
日本の看護師免許をお持ちの方がオーストラリアで活躍できるようになるための課程が2020年に新たな形で再開されます。今後は、通常の看護学士課程の2年次と3年次を履修し、後述の英語力条件を満たせば、AHPRA(https://www.ahpra.gov.au/)に登録申請できるようになります。
オーストラリアの看護分野はキャリアアップの機会が豊富にあり、最近は看護学科への入学者が増えています。また、日本人看護師は丁寧で仕事熱心な人が多いため、オーストラリアで人気があります。
入学条件
- 自国で2年以上の課程を修了して正看護師として登録しており、かつ、次のいずれかに該当すること。
- 過去10年以内に正看護師の資格を取得した
- 過去10年中3年以上、登録看護師として勤務した
- IELTS 7.0(全バンド7.0以上)または TOEFL iBT 98(R25、W25、L22、S22)
出願に必要な文書
- ウーロンゴン大学学部課程願書
- 看護学の成績証明書(英語。科目名が記載されていること)
- 看護学の卒業証明書(英語)
- 看護師免許証(英語)
- 看護師として勤務していた場合、それを証明するもの(雇用者からのレターなど。英語)
- 自己紹介書(英語):履歴書に看護関連の自己アピールを加えたようなもので、形式や量は自由です。たとえば次の内容を含めます。
- 名前などの基本情報
- 学歴、資格、受講した研修
- 看護分野において、勉強または仕事に関連した活動や関心事項(地域社会参加、ボランティア活動、団体や協会の会員資格など)
- キャリア目標、志望理由、自分のどのような資質が看護師の仕事に向いているか
看護コースの開始時期と授業料
コース | コース開始時期 | コース期間 | 合計授業料 |
---|---|---|---|
看護学士課程 | 2月 | 4学期(2年) | 60,864豪ドル |
看護学士編入課程 | 2月、7月 | 1学期(0.5年) | 14,880豪ドル |
看護学修士課程 | 2月、7月 | 4学期(2年) | 59,424豪ドル |
*日本の看護師免許をお持ちでない場合、看護学士課程は3年間です。
臨床実習のための手続き
ニューサウスウェールズ州保健省は、州内の病院で臨床実習を受ける全学生に対し、いかなる資格であれ同州の医療制度内で雇用または配置される前に以下を行うことを義務付けています。
- オーストラリア国家による犯罪歴調査
- ニューサウスウェールズ州保健省の予防接種要件
犯罪歴調査は、ニューサウスウェールズ州警察および(または)オーストラリア連邦警察により実施されます。この調査に関する手続きは学生自身が入学後に行い、費用は自己負担となります。さらに、自国および居住したことのある国の警察証明書(無犯罪証明書)を提出するか、有罪判決および係属中の刑事訴訟がないことを証明する署名済みの法定宣言書を提出する必要があります。
臨床実習に必要な準備と手続きについては下記ウェブページをご覧ください。
英語コース付きパッケージ
ウーロンゴン大学付属カレッジ(UOWC)では、高いIELTSスコアを取得し、医療関連英語に慣れるための英語コース「English for Nursing Studies」をご用意しています。ただしETSコースと異なり、このコースを修了しても看護学のディプロマコースや学士課程の英語力条件を満たしたことにはなりません。
卒業後のオーストラリアでの登録
現在、AHPRA登録申請のためにオーストラリア看護助産協会が定める英語力条件は、登録申請の過去2年以内にIELTS7.0(各バンド7.0以上)に達していることです。登録手続きについては下記ウェブサイトをご覧ください。
日本人留学生インタビュー
この課程に入学された日本人留学生のインタビューをぜひお読みください。